菜の花プロジェクト…。

 福島の原発地震災害で

久々に名前の上がっている【チェルノブイリ】

1986年に原子力発電所4号炉で

メルトダウン(炉心融解)の後に爆発し

放射性降下物が降り土壌や大気を汚染した事故です。

 この事故の後半径30km圏内には居住が禁止されており

今もそれは続行されています。


 チェルノブイリの原発から70km離れた場所に

ナロジチと言う場所があります。

先程の半径30kmの範囲外ですが

ホットスポットと呼ばれる放射能物質による

汚染の高い地域です。


 この地では未だに土壌や水からも

セシウム137・ストロンチウムが検出されるそうです。


 その地に2007年から日本のNPO団体が

菜の花を植えるプロジェクトをしています。


 菜の花はセシウム137とストロンチウムを根から吸収してくれます。

その上、菜種から採れる【菜種油】にはそれらの放射性物質が

検出されないんだそうです。


 これを【菜の花サイクル】と呼び農業再生を図っているんだそうです。


セシウムやストロンチウムは水に溶ける特性を持っており

その水を菜の花が吸い上げて浄化してくれるんだそうですが

短期間では、全ての放射性物質を取り除くのは不可能だそうですが

何もしないで【半減期(自然分解)】を待つより効果的なんだそうです。


 その上、その菜種油をバイオディーゼルエンジンの

燃料にすることも可能なんだそうです。


 その【菜の花プロジェクト】を福島原発の近辺で

行おうという話が持ち上がっているそうです。


 植物で土壌の浄化を行うという話…

どこかで聞き覚えはありませんか?

そう【風の谷のナウシカ】の物語の中で出てきます。


 人間が壊し汚染してしまった【腐海】を

腐海に自生する植物が浄化してくれる…。

宮崎駿監督は、菜の花プロジェクトの話を知っていたのでしょうか?


 マングローブの林も汚れた海水を浄化してくれると言う話もあります。

植物は目で人を楽しませてくれるだけではなく

地球上の浄化まで行なってくれている…。

素晴らしい存在だったんですね…。



 今日はその菜の花ではないのですが

目で楽しませてくれるチューリップです。


 菜の花プロジェクト…。


菜の花プロジェクト…。

菜の花プロジェクト…。


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